子どもの発熱で仕事を休んだときに感じた違和感と、アイル浜西の「お互い様」という働き方
子育てをしながら看護師として働くことは、決して簡単なことではありません。
子どもの急な発熱や体調不良は予測できず、
そのたびに
「仕事を休んでいいのだろうか」
「周りに迷惑をかけてしまうのではないか」
と悩んだ経験のある看護師は、多いのではないでしょうか。
特に、責任のある仕事を任される立場になるほど、
休むことに対する心理的なハードルは高くなります。
今回は、
子どもの発熱をきっかけに仕事を休んだときに感じた
看護師としての違和感と、
訪問看護ステーション・アイル浜西で大切にしている
「お互い様」という働き方について、
一人のスタッフの視点から書いていきます。
「休んでいい」と言われても消えなかった感覚
訪問看護ステーション アイル浜西では、
「休めない職場環境は作りたくない」という考えを大切にしています。
親の代わりはいません。
だからこそ、子どもの看病が必要なときは休んでいい。
そう、はっきりと言ってもらえる職場です。
それでも私は、どこか「社会から外れてしまったような感覚」が
心の中から消えませんでした。
それは、怠けている罪悪感とも違い、休めている安心感とも違う感覚でした。
近い言葉を探すとするなら、
「今日の私は、誰の役にも立っていないのではないか」
という感覚だったと思います。
社会的役割から一時的に離れたときに起こる心理
看護師として働く中で、時間を守り、
期待に応え、役割を果たすことを当たり前にしてきた人ほど、
その役割から一時的に外れたとき、
社会とのつながりが薄れたように感じることがあります。
特に、子育て世代の看護師や医療職は、
仕事と家庭を両立する中で、「働いていない時間=価値がない時間」
と無意識に結びつけてしまうことがあります。
しかし、母親として子どもを看病する時間は、
決して価値のない時間ではありません。
勤怠には残らず、評価の対象にもなりにくい。
それでも、責任があり、代わりがきかず、
失敗が許されない、非常に重要な役割です。
「私は、ここにいていい」と思えた瞬間
そのとき、熱を出していた娘が、
そっと私の手を握ってきました。
おそらく、とてもつらかったのだと思います。
その瞬間、私は現実に戻ってきました。
「私は、ここにいていい」
そう、自然に思えたのです。
子育て世代の看護師を支える「お互い様」という考え方
アイル浜西では、
子育てしながら働く看護師やスタッフが在籍しています。
誰かが子どものことで休むとき、
別の誰かが現場を支える。
そして、支える側もまた、
いつかは支えられる側になります。
休むことも、支えることも、
「お互い様」。
この考え方を、
単なる言葉ではなく、
日々の働き方として大切にしています。
各家庭の事情は違っていい
各家庭の事情は、まったく違います。
子どもの年齢も、家族構成も、
頼れる環境も、同じ家庭は一つとしてありません。
正解は、一つではないと思っています。
それぞれの家庭を受け入れながら、
無理をせず、長く働き続けられる環境を整えること。
それが、訪問看護ステーションとして、
スタッフを守り、
結果的に利用者さんへの安定した支援につながると考えています。
私は、アイル浜西を、
子育て世代の看護師が安心して働き続けられる、
温かい訪問看護ステーションだと感じています。
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